起業やビジネスで成功するコツを求める人は大勢います。これははっきりしていて、一度始めたら成功するまで止めないこと。成功した人が口にする「諦めずに続けていてよかった」は、成功するための本音と思います。


　ただ、ビジネスの厳しい状況のなかで諦めず続けることは大変なこと。起業の場合は、収入がほとんど見込めない期間もありますから、そこで成功を信じて続けるには人並以上の強い信念と勇気が必要です。


　この止めない気持ちをもつためには、自分自身に負けない強い意志が必要です。状況が厳しくなりますと、どうしても自分のなかの弱気の虫が「またやり直せばいい」とか、「一人で頑張っても無理」とか囁きます。


　こんな時に強い味方になるのは、日ごろから仕事に取り組むためのよい習慣を身に付けていること。よい習慣が頼りになるのは、やろうか止めようか悩まずどんどん仕事に取り組むからです。


　人間はどんなに大事なことでも、一日いちにち日が経つに従い忘れてしまいますが、習慣化しておくことにより忘れずに続けることできる点でも、習慣として身に付けることは大事です。


　起業やビジネスが厳しい局面に向かい合っているとき、普段から考える習慣を身に付けていない人は、どうしても毎日の仕事に対し働きアリのように作業を続けるだけで、どうしようか本気で考えることをしなくなります。


　「会社勤めをしていた時代から、仕事は人よりできると自信をもっていましたが、戦略的に考えてビジネスに取り組む習慣はもっていませんでした」　実際に起業で失敗した人が後悔する典型的な言葉です。


　人間、新しい情報が頭に入るに従い、古い情報は次々に忘れる仕組みができています。モノゴト忘れずに全てを覚えているなら、いつかは頭がパンクしてしまいます。しかも重要なこと不要なことの関係なく忘れますから困ります。


　この忘れやすい頭の働きを補助するのが、身体で覚えて安定的に記憶することのできる習慣の力です。よい習慣をいくつか身に付けている人は、お金には代えられない財産を持っていることになります。


　自分にはどんな習慣が身に付けているのか、この年末年始に考えてみるのもよいと思います。よい習慣ばかりでなく悪い習慣もありますが、この習慣が個人の能力に大きな影響を与えていると考えて間違いないです。






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