中山おさひろの開業情報
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慣れることが良かったのは昔の話

2019年2月10日


 一月前まで、スキージャンプW杯で連戦連勝を重ねてきた小林選手が急に勝てなくなって、インタビューで「自分も慣れがあるので気をつけたい」と発言していました。


 昨年夏、わたしの住まいに近い多摩市のビル工事現場で火災が発生、5人死亡25人が重傷を負った建築災害でも、作業員がガスバーナーを引火しやすい耐熱材の傍で使っていました。引火することは判っていて消火係まで付けの事故です。


 昔からのことわざには「習うより慣れろ」があります。頭で覚えるより身体で覚えろということでしょうが、ITが進化する現代においては慣れることによる弊害がとても目立っています。


1. 仕事に慣れていない初心者は、失敗することは多くても大きな事
故を起こすことは稀です。逆に、仕事に慣れた熟練者ほど大きな事故を起こすケースが増えてきました。


2. 仕事に才能のある人ほど直ぐに慣れて、飽きる傾向があります。そのため仕事を辞めて他のことに関心を向け転職することになりますが、これは本人にも会社にも大きな損失です。


3. 慣れることによって仕事が退屈になると同時に、その仕事の進歩も停止してしまいます。本来なら、そこを深掘りすることで新たな展開も考えられることを思考停止するのは機会損失です。


 企業によっては、朝礼を復活させたり昼礼をしたり、慣れによる心の弛みをなくそうとする動きも始まっています。一口に「現代は変化の激しい時代」とはいうものの、そのための具体例を考える人はあまりいません。


 慣れることを良しとしてきた時代から、慣れが怖いとする時代への変化は、他の事柄にも多くの変化をもたらしているはず。経営者や管理者ばかりでなく、誰もが神経を集中させ変化に耳を傾ける必要があるのでは・・







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