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『デジタル化が進んで変わるPDCA』

2019年5月19日


 高齢者の運転する乗用車が暴走、多数の人が負傷し母親と幼い女の子とが亡くなる、痛ましい事故が東京・池袋で発生しました。高齢ドライバーによる事故が多発していて、社会問題にさえなっています。
 

 これは単に高齢であることが問題なのではなく、車というデジタル化した製品を制御できない人が、使用している所に問題があるように思います。過ってのアナログ車の時代には、このような問題は話題になりませんでした。

 

 考えてみますと、よく誰もが口にする「時代の変化」とはデジタル化の進行速度が早くなっていることを意味します。衛星「はやぶさ」が宇宙を飛ぶのも、日本人の寿命が100年に延びるのも、デジタル化の進歩の結果です。

 

 現在、不可能だったことが可能になる原因の一つにはデジタル化があります。しかも、2000年代初めパソコンの普及で起こった、アナログからデジタルへのIT化の波はほぼ完了、新たな波がはじまっています。

 

 最初のデジタル化の波は、アナログを数値に変換して運用する初歩的なものでした。現在起こっているのは、数値化したモノや仕組みから新たなビジネスモデルを創るもので、ビジネスでは顧客体験といった言い方をします。

 

 そこでビジネスを行う上で考えないといけないのは、意思決定をする方法です。先日参加した公的会議において、「現場ではPDCAにしっかり取り組んでいます」と言った発言がありました。

 

 計画→実行→評価→改善のサイクルが最善の方法と今も思っている人は多いです。日本に導入されて50年以上が経つ古くからの方法です。当然アナログによる製造やビジネスでの意思決定が目的でした。

 

 このPDCAサイクルは、最初の計画段階に時間が掛かりすぎることが欠点です。わたしが参加した会議はほぼ半年かけて中期計画を立てるものでした。しかも過去の計画をほとんど踏襲する内容の計画です。

 

 現代は、デジタル化に合わせる形のOODA(ウーダ)と呼ばれる方法が広がっています。オブザーブ(観察)、オリエント(方向性)、デサイド(決定)、アクト(行動)の流れですので注目してください。

 

 わたしは観察の中にネット検索やインタビューも含めています。そしてこれまでの経験では、「方向性」がキモです。組織のスタッフを含め、方向性に間違いなかったなら柔軟な課題対応ができます。

 

 年齢に関係なく、中高年の人にもデジタル化に対応できない人の失敗が目立ちます。特に、経営者でこの認識が不足していると会社組織が危険です。大きな事故を起こさないためにも、日ごろから習慣にして慣れることが大事です。


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