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             『 10月2日に初の経営会計士試験 』

           企業経営者の中には、自分の会社の会計が黒字だったらOK。後は経理担
          当の女性にすべてお任せするケースや、会計チェックを税理士任せにしている
          ケースなど、企業存続の生命線ともいえる会計に、まるで無関心の社長や役
          員を見かける。
           1990年代後半の金融不況時には相次いで黒字倒産が発生して、会計の重
          要性が指摘されたが、その後起業した経営者や景気の好転に気を許している
          経営者は、再び会計への関心を薄めているようだ。
           会計には、会社を第三者の目で見て法的に適法か違法かの視点で見る公
          認会計士と、会社の出入金を絶えずチェックして、収支尻りを合わせることに専
          念している経理担当者とがいる。
           そして、この両者とは違った、財務会計知識によって費用対効果をチェックし
          たり、キャッシュフローの推移を調べて会社の安全性に絶えず注意を払う経営
          者の会計は絶対に不可欠である。

           民間の立場で会計制度に関する実務的、実践的な提言を行っている会計制
          度監視機構が、企業経営者や経営を目指す人たち向けの企業会計の資格試
          験を創設、第一回の試験を10月2日(日)に東京で実施する。
           (受験申し込みの締め切りは、9月2日(金)まで必着)
           試験内容は、初級、中級、上級の各級3科目で構成され、四者択一のマーク
          シート方式。
           初級は60分間で会社制度、会計総論、財務諸表の三科目。中級は90分間
          で財務会計、管理会計、統制・管理、上級は120分間で会計戦略、関係法規、
          リスクマネジメントとなっている。
           受験資格は特に条件はないが、上級について、初・中級の合格者のみとして
          おり、第一回の今回は上級の試験は行われない。
           合格基準は、全科目が合格ラインを上回ることで判定する。
          上級試験に合格すると、申請者には経営会計士資格認定証明書が発行され
          る。

           会計は経営者にとって必須の知識である。中小企業においては、倒産原因
          の一因として、経理担当者による資金の使い込みが上げられるほど会計に関
          わる不祥事は多い。
           特に、これから起業を考えている人に、初級3150円、中級5250円の受験
          料は手ごろな自己能力判断の機会になりそうだ。
           既に、企業経営に関わっている人にとっても、経営会計のポイントを知る良い
          チャンスだ。           

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