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             起業の基

               『 経営者マインドへ気持ちの切り替え 』飛躍期

           イタリー、フランス物のバックと小物雑貨を各地の小売店への卸しとネットで
          のショップを開業してまもなく、大口のバックの注文がネットを通して舞い込ん
          だケース。
           会社勤めをしていて、自分が営業担当なら、素早く今月の売上げに注文額
          を上乗せして、こぼれる笑いを必死に抑えているところだ。
           所が、優れた起業家になると、このいきなりの注文に対して、すぐに幾つか
          の疑問を思い浮かべるはずだ。
          「何故、立ち上げたばかりのネットショップに注文があるのか?」
          「何故、注文が一個ではなく大口なのか?」
          「どこで、自分のショップのホームページを知ったのか?」
          「支払いの時に、何かしら新たな注文をださないだろうか?」

           起業をスタートさせてすぐに求められるのは、社長の肩書きの名刺を作るこ
          でも、利益を上げる方策を考えることでもなく、気持ちをそれまでの会社勤め
          から、経営者マインドへと気持ちの切り替えである。すなわち、従来の会社勤
          めの延長線上にある会社任せの視点から、すべては自分の責任の下にある
          という視点への切り替えのこと。
           自分の中に経営者マインドを確立することである。
           起業の周辺で起こるすべての出来事、これから起こるであろう予測可能な
          将来の出来事に対して細心の注意を払い、その上での意思決定を経営者は
          常に求められる。
           大口のバックの注文に際しても、最悪断ることも視野に入れた意思決定の
          できる柔軟な勇気が必要だ。実際、ショップの開店当初にスタップの不慣れ
          を見透かしたような詐欺事件は後を絶たない。
           開店したその時から、社会的には事業経営者であることを肝に銘じることだ。


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