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                『フランチャイズ起業と代理店起業 』

           コンビニの出店が飽和状態になって、フランチャイズ(FC)起業が下火になっ
          ていると云うのが最近の定説となっている。
           日本FC協会の発表でも加盟各社の出店増加数は、1995年が1万2千店、
          96年は最高の2万1千店、97年は1万2千店を記録したあと、00年の1万店を
          除くとほとんど3千店から5千店の間で推移してきた。
           ただ、05年が8千店と伸びを示し、今年も昨年以上の増加が見込まれている
          ところから、徐々に立ち直りを見せているようだ。

           FC起業は、契約を交わすFC本部が、商売の仕組みから、商品力、店舗の選
          定、店舗作りなど、加盟店に起業ノウハウを教えるところから始まる。人によっ
          ては、FCは起業とは言えないという人もいるが、自分で行なう起業も、FCによ
          る起業も、失敗リスクは変わりないのでわたしは立派な起業だと思う。
           ただ、あくまでもFC起業は、加盟店が起業のためのノウハウを本部から買う
          ことによってスタートできる起業だから、FC本部の起業手法を熟知してチェック
          していないと、自分の商売をあなた任せにして、自分は従業員と同じ働くだけの
          人になりかねない。

           FC本部によっては、「誰にでも出来るFCビジネス」と云った宣伝文句で加盟
          店集めをしているが、当然ことだが誰にでも出来る起業などありえない。
           FCとはいえ起業をするには、しっかりしたマネジメントやマーケティング手法を
          身につけていないと、継続的な事業が難しい。
           マネジメントを知らないで起業することは、FC本部の言いなりになることであ
          り、特に本部の開発担当者の言いなりになると、初期資金を湯水のように使わ
          れて、後はどうなるか運任せの起業に陥るケースがほとんどだ。
           自分なりの起業マインドを持つことは、絶対に欠かせない。

           一方、最近目だってきたのが代理店営業による起業を勧める会社。
           FCも代理店も似たような事業展開を行なっているが、両者には決定的な違
          いがある。FC本部は、商品の小売りにしろサービスにしろ、店舗作りからお客
          さん作りまでしっかりしたノウハウがあって加盟店集めを行なうが、代理店集め
          を行なっている本部会社には、このノウハウがないために代理店の持つノウハ
          ウを使わせてもらって、商品販売やサービス提供を行なっている。

           代理店の代表例に損害保険会社の代理店があるが、損保会社には地域地
          域での地縁血縁がないので、自動車修理工場や生損保の販売センターを通し
          してサービスを販売している。
           事業のノウハウをもたない素人が、いきなり代理店による起業など、常識で
          は考えられないことだが、最近はオイシイ話しにのって代理店での起業を相談
          にくる人が気になる。

           FC起業も代理店営業にもいえることだが、起業にあたっては事前にマネジメ
          ントを学んでおいて、その上で起業を考えないと本部会社に好きなように初期
          資金を使われてしまう。
           日常生活とビジネスの世界はまったく違った世界で、普段はいい人でもお金
          の絡む商売話になると、人が変わるから注意が必要だ。
                          
                          
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