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              『 今年の人気フランチャイズ起業は?』

            この数年、フランチャイズ(FC)に加盟しての起業は、コンビニ店に代表され
           るように、多額の初期投資を負担させられながら、売上げが一向に伸びない
           業種が多く向かい風が吹き続けていた。
            それでも日本フランチャイズ協会の調べによると、FC店の出店数は99年の
           2885店を底に、04年5247店、05年8532店と増え続けていて、今年は1
           万店を越える出店が見込まれている。

            そのコンビニ店においては、全国的に出店数が増え過ぎたために、開店初
           年で売上げのピークを迎え、その後は年々ジリ貧で売上げの減少が続くコン
           ビニ負のスパイラル状態が、どこの店舗でも起こっている。
            FC本部は、野菜や鮮魚などの生鮮品コンビニや女性向けコンビニ、中高年
           向け品揃えを豊富にしたコンビニなど、様々な戦略を展開しているが、全国に
           溢れるほど生まれたコンビニの救済策にはなっていない。

            また、今年人気を落としたFCとしては、リサイクルショップと居酒屋とがある。
           リサイクルショップは、今年4月に施行が予定されていた電気用品安全法によ
           って、PSEマークのない古い家電製品の売買が禁止され、その後は経済産
           業省によって救済策などが出されたが、お客さんにはマイナスイメージを植え
           つける結果となって、今では家電製品を中心としたリサイクルショップの廃業
           が相次いでいる。
            ただ、中古本や一部の衣料品は相変わらず人気が高いところから、電気用
           品安全法の影響がいかに高かったか推測される。
            居酒屋の場合は、9月以降の飲酒運転取締強化の影響によるもので、飲食
           店向け業務用ビールの出荷量は9月の前年同期比が7.0%減、10月が8.
           8%減と、この数字がすべてを物語っていると思う。
            最近は、地域の飲食店が提携して来店客にタクシーや運転代行の割引券
           を配ったり、お客さんの送迎をかってでたりで、あの手この手の来客キャンペ
           ーンを各地で展開しているが、このままだと廃業しかないと思いつめる加盟店
           が圧倒的なようだ。

            一方、今年人気を集めたFCは、「コンビニ型フィットネス」と呼ばれる女性を
           対象にトレニング時間30分、会費5千円、住宅地に設けた運動施設が一番。
            この施設は、90年代に米国で生まれたサーキットトレーニングスタジオが母
           体となっていて、わが国では04年ころから直営店の営業をはじめていたが、
           今年になってFC展開が一気に各地に広がった。
            わが国での導入直後は、営業時間が働く女性に合わなかったり、強直的な
           運営で人気は今ひとつだった。そこから、徐々に日本向けの仕様が固まって
           きて、今では約10社のFC本部が稼動している。
            1軒あたりの開設費用が、1千万円程度と手ごろなところから若い女性が起
           業するケースもあるほど。
            ほとんどのスタジオは、住宅地のビルの1室を借りるカタチで開設され、会員
           となる女性も40代以上の人が7、8割を占める。

            このほか、靴下や下着、子供服など衣料品でも細分化された枝葉にあたる
           商品のFCに人気が集まっている。
            比較的小さな資本による開店可能な商品が多く、ここでも女性の起業家の
           進出が目立っているのが特徴だ。
            運転代行業は、今年の後半の起業の目玉になっているが、たった一社で長
           年運転代行FCを展開してきたアイ代行には、加盟希望者からの問い合わせ
           が殺到しているようだ。

            一般の営業店舗においては、開店して上手く軌道に乗せられる店が全体の
           5割程度と言われるように、FC店舗においても軌道にのせるのが上手い優良
           FCで7割くらいのもの。通常は、やはり5割が精々で一般営業店と変わること
           はない。
            ここのところを十分認識した上でFC起業をしないと、FC起業なら何でもかん
           でも上手くと勘違いすると大ヤケドをしてしまう。
            FCで起業する場合は、開業ノウハウが欠けていても、何とか開業まではこ
           ぎ着けることができる。ただ、その先にあるお店の経営は、個々の加盟店経
           営者が自分の責任において事業を進めているものであることを、決して忘れ
           るべきではない。  

                         
                         
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