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『起業家に求められる究極の能力』

平成23年2月17日

昨年10月、11月に暮れの忘年会、年が変わっての新年会を当て込んで飲食店で開業した起業家から、今後の展開に関して相談メールが増えています。 


誰もが飲食店開業の時には感じることと思います。新規開店でお店を開いた当初は、友達や知り合いなど、1月くらいはそこそこお客さんが途切れずに来てくれます。


これは、開業した人なら誰もが経験するご祝儀です。2月から3月になり、6カ月もするとお客さん不足でアップアップします。飲食業には、来店客が好調なときがある代わりに、絶不調なときもあります。


帝国データバンクの調査では、2010年の居酒屋の倒産件数は201件とこの10年で最高を記録しています。この他にも多数の廃業がありますから、どこの街でも居酒屋は減っているはずです。


問題は、この絶不調のときどのようにしてお客さんを呼ぶ込むか、その対策を事前に用意したり、巻き返すためのノウハウがあるかが問題になります。


通常、起業にあたっては、二つの能力が起業家には求められます。一つは、開業する業種に求められる中核的な専門能力です。


衣料品の小売販売での起業を目指すなら、商品知識やお客さんの集客方法、売れ筋商品を見極める力や問屋との交渉術などの能力です。


ホームページの作成会社で起業するなら、HTMLでの作成技術であったり、ネット上での集客力であったり、SEOの適応能力であったりします。


通常、これら能力が人より優れていることから起業を考えるわけです。ところが、これら能力だけで起業は軌道に乗りません。


もう一つは、企業経営能力が求められるのです。事業の経営状態を知るための会計能力であったり、従業員を使うための雇用能力などです。


現在では、世の中の景気の流れを読む外的な経営戦略や、インターネットを利用するWeb戦略の能力も欠かせません。


飲食店で開業して、運営が安定した後のお客さん不足をどう補うのかも、この経営能力の一種です。急激な経営環境の変化に対する対応力です。


これらを、全て一人で対応するのは不可能かも知れません。でも、起業家は一応は理解することができないといけませんし、当人に代わる従業員やアドバイザーを用意する必要があります。


ここまで準備ができて、初めて起業に歩を進めることができるのですから、起業を簡単に考えるのは危険です。 準備なしに、無理に開業を急ぐ必要もありません。


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