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『変わる大震災以後の起業』

 平成23年10月19日

3.11以前と以後との違いを比べると、被災地を除いて大きく変わったのが電力事情です。これまでわが国の電力供給は、諸外国と比較して最も安定していると言われてきました。米国やヨーロッパと比べると、3割以上価格は高かったのですが、それでも安定した電力が強みでした。


その強みが、根底から崩れてしまいました。今年の夏以降、長期に渡って電力不足の心配があります。起業のこれからを考えるなら、この電力事情から考える必要がありそうです。今年の夏、菅内閣は諸外国が電力事情のために行なっている、サマータイム制導入を断念しました。


大企業は、安定的な生産の観点から、独自のサマータイム制導入を計画しています。最も影響が大きいと思われるのは、鉄道会社です。首都圏を中心とした有力私鉄は、昼間の電車本数を減らす代わりに、始発時間を5時台から4時台へと繰上げを計画してます。鉄道会社に併せて、大企業も始業時間を8時台から7時台へと引き上げる会社が増えそうです。


終業時間も1時間繰り上がることになり、会社に勤めるビジネスパーソンの時間が大きく変わりそうです。ここに起業の種が潜んでいです。まず、今も拡大が続いている習い事ビジネスは、今後ますます市場を大きくしそうです。特に、英語、中国語と言った語学には人が集まりそうです。


趣味に関しても、これまで以上にビジネスパーソンは、終業以後の時間を使いそうです。これは、mixi や FaceBook の普及に伴い、趣味とその後のSNSに使う時間が飛躍的に長くなっています。そのため、趣味に関連した起業の機会は、これまで以上に増えそうです。スポーツ用品、ペット用品、ファッションなどです。


3.11の悲劇は、人の絆をこれまで以上に強くしています。そのため、子どもやパートナーと過ごす時間が、これまでより長くなります。親子で遊べる遊具、家庭で行なうバーベキューセット、料理道具などの需要は、これまで以上に高くなりそうです。


節電に関しては、太陽光発電や蓄電池なども売れ行きに滑車をかけそうです。これまでは、ないよりは有ったほうがよいと言った程度でしたが、今後は積極的に購入する人が増えそうです。新たに、節電ビジネスと言ったジャンルも生まれそうです。


節電がビジネスの大きな流れになる可能性が高くなる反面、電力を大量に使うビジネスは消えることになりそうです。終業後に習い事や趣味に時間を使うと言うことは、飲食店で時間を過ごすことが少なくなります。この辺の人のプラスマイナスは、起業に大きな影響がありそうです。


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