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『エシカル消費を起業に生かすと』

 平成23年7月28日

モノを買うとき、誰もがその人だけの基準を持っています。「粗悪品でないなら、価格の安いモノを第一に考える」人は、このところとても増えている基準です。「やはり長持ちする、品質第一にモノは選ぶ」と言う人もいます。


「自分の好きなブランドのモノを」とか、「商品を見たときの直感を大事にする」人もいます。一人ひとりの人が、誰もが基準を持って買い物をしています。この基準の一つとして、倫理とか道徳感によって買い物をするのがエシカル消費です。


昨年後半当たりから耳にするようになったエシカル。英語の倫理、道徳などそのままの意味ですが、消費者がモノを買い、サービスを利用するとき、倫理的、道徳的な視点に立って消費行動をすることです。


モノを買うときの基準の一つですが、3.11以後エシカルな視点はますます強くなっています。それは、選挙で投票をしたり、弱い人のためにボランティアをしたりするのと同じように、エシカルな視点で買い物をすることが、自分の存在意義と考える人が増えているからです。


福島県産農産物の販売会が、各地で開催されています。原発事故の発生によって風評被害にあっている福島県の生産者ですが、農家を助けようと開かれるイベントに集まるお客さんこそが、エシカル消費をする人たちです。


企業は、このエシカル消費を積極的にビジネスに活用する動きにでています。「大震災被災者の皆さんに、売上げの数%寄付させてもらいます」と言ったカタチの販促はよく見かけます。今、最も多いエシカル消費の典型的なスタイルです。


最近広がっている利他主義の考え方も、エシカルの一つの側面です。人気の企業の中には、倫理的、道徳的なビジネスを実践することで、他人のためになることをしています。その中で利益を上がることも、彼らは考えています。これまでも、エコロジーとか、ロハスと言った考え方がありました。リサイクルや地産池消などを含めて、エシカルはその上位に位置する考え方です。


起業する人がエシカルを導入することは、ビジネス実績がないだけに難しいところがあります。今後のエシカルの浸透との絡みもあります。社会に貢献したい気持ちを地道に発信し続け、扱い商品や寄付金の行方など透明性を高めることで、お客さんからの共感を得ることです。


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