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『大商圏から、時代は小商圏に』

 平成23年9月12日

 起業に当たって、出店場所探しはことのほか重要な問題です。どんなビジネスにおいても、集客は一番大事ですが、出店場所こそ集客に直結しています。簡単に考えますと、集客は出店場所によってほぼ決まるのが現在です。


それなら駅ナカのような、最高の出店場所で開業するとよいのですが、このような場所は目が飛び出すほど高い賃貸料を取られます。そのため、場所は悪くてもお客さんの集まる、集客方法に知恵を絞ることになります。


その出店場所が、最近変化してきています。特に、大震災以降は顕著になっていることです。これまでは、百貨店や大型スーパーが代表例ですが、都市中心部の繁華街に出店するこのが繁盛するための必須条件でした。


ところが、小売店にしろ飲食店にしろ、住宅地に近い場所に出店場所を求める傾向が強くなっています。これまでのように、周辺人口数十万人や数万人と言った大商圏をターゲットにしたビジネスから、数千人規模の小商圏へと移行しています。


これまで起業家がターゲットにしてきた小商圏に、ドラッグストアや居酒屋、小型スーパーなどが出店を始めています。多分に、コンビニが小商圏で成功しているため、時代の流れを先読みしての行動です。


また、小型店は投資資金も少なくて済み、今流行の宅配サービスにも迅速に対応することが可能です。小商圏をターゲットにして店舗の場合、高齢化社会には最適なビジネスが展開でき、お客さんの囲い込みも楽に行うことができます。


これまで、起業家が主戦場としてきた住宅地に近い商圏に、中堅、大手企業が参入してきたことになります。起業家としても、大手に負けずに小商圏を狙うのか、隙間のできた中心部へ出店を考えるのか、難しい判断を迫られています。


出店場所に関しては、これまでの成功モデルから、新たなモデル探しが始まっている時代と考えて間違いないようです。従来は、駅からの動線や車での移動の動線に面した店が第一でした。それ以外は本当に売れませんでした。


今は、ネット販売が比重を高め、宅配サービスも増えています。コンビニが売れているように、波乱要因が次々に生まれています。繁華街の地価が下がり続けているように、どこなら売れるのか集客力のある場所が見えずらくなっています。


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