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起業においてコンプレックスは大事な武器

 平成23年12月14日

 これまで、わたしはビジネスに関わっている多くの人に会ってきました。また、メディアを通して、ビジネスの世界での有名人の伝記や自伝を読んできました。起業で失敗した人にも多く会っています。そんなところから、起業に成功した人に共通点を知りたいと思うようになりました。


 起業の場合、失敗した人と、ビジネスを継続している人との分かれ目は、継続しようとする強い意志をもっている人と、もっていない人とに分かれます。マラソン選手で優勝する選手と、2位以下の選手の違いは、35キロからの一番厳しい場面で、勝ちたい気持ちが強いか弱いかの違いと言われます。


 Jリーグのプロサッカー選手にしても、足の上がらなく後半30分以降に、勝ちたい気持ちの強い選手が集まっているチームが勝つようです。起業においても、他の楽なビジネスに逃げたい気持ちを堪え、ここで頑張ることが起業継続につながる場面で、全能力と体力とを使えることです。


 この強い意志の源となる一つに、起業する人の個人的なコンプレックスあります。日本経済新聞夕刊の短期連載人間発見にイトーヨーカ堂の亀井淳さんが登場していました。亀井さんの発言の中に、「これまで会社では誰にも話してこなかったのですが、高校2年の春、右耳が突発性難聴になったのです」


 「耳鳴りがして聞こえにくくなり、治らないとわかったとき、自分の耳にセミを飼っている」 「生活には不自由はありませんが、心の底では相当なコンプレックスになってきた」 亀井さんは、旧日本鋼管勤め、造り酒屋の経営を経て、31歳でヨーカ堂に入社した中途採用組です。


 日本の大企業において、30代で中途入社した人が社長になるのは極めて稀なケースです。多分、コンプレックスが強い意志の動機付けになったと思われます。わが国では、60代後半から70代の有名人には、中国、朝鮮、台湾などの引揚者がとても多い特徴があります。


 着の身着のままで終戦直後に引き上げてきましたから、皆さん日本では貧しい生活を強いられてきました。このときのコンプレックスが、その後の成功へとつながった人が大勢います。コンプレックスは一つ間違えますと、引きこもりや犯罪のきっかけにもなります。その力を真っ当な方向に使うことで、各界での成功者にもなります。


 多くの人は、大なり小なりコンプレックスを抱えています。それを、ビジネスや、生きるためのエネルギーに変えることにより、成功者に近づくことができます。コンプレックスのあることが、人よりも勝ちたいと思う気持ちを強くします。自身のコンプレックスを上手く活用してください。そして、起業を継続するさせることを考えてください。

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