転ばぬ先の起業講座
年齢を重ねて、真剣に人生と仕事を考えるための起業サイト
携帯からご覧の方は起業相談携帯用サイト

『起業におけるPDCAを考える』

平成24年9月8日

 起業で失敗はつきものと言いますが、実際はあまり失敗をしたくありません。大きな失敗をしでかしますと、起業自体がパンクしてしまうこともあります。そこで、同じ失敗でも、将来のためになる失敗と、まったくムダな失敗の話です。これは多分、今勤めている会社での仕事にも関係しているかも知れません。


 はっきり言って、どれが良い失敗で、どれが悪い失敗などと、線引きすることはできません。重要なのは、問題に取り組む前にしっかり考えたか、どうかです。これまでの経験則から、しっかり考えて取り組んだ問題は、例え失敗しても大問題にはなりません。失敗で怖いのは、事前にほとんど考えないで取り組むときです。


 例え小さな失敗でも、後の対応をほとんど考えていませんから、失敗の後にどんどん深みに入ってしまいます。ギャンブルに会社のお金を注ぎ込む経営者は、最初は軽い気持ちで手持ちのお金を賭けますが、負けが込むと見境なく会社の金まで使います。このような場合も、最初はまったく考えずに取り組んだケースです。


 ビジネスにおいても、小さな仕事で発生した赤字処理をきちんとしないことがあります。帳簿上で誤魔化して、自分の私的マネーで処理したことが慣れっこになると、赤字仕事の怖さが麻痺してしまいます。最初の段階で、赤字になる仕事はやらないとか、取り決めをしておかないと、会社を食い潰す仕事ばかりをする羽目になります。


 日本企業は、PDCAのチェック(評価)とアクション(是正)が欠けていると言われます。企業ばかりでなく社会も、CAを真剣に行う文化がありません。プラン(計画)とドゥ(実行)ばかりに関心が向きがちです。これは、組織としての行動であって、小企業の場合はプランの段階から本気で考えることをしていない気がします。


 もっぱら実行ばかりに注力して、その前後は抜けた状態です。そのため何が起こるかといいますと、同じ失敗を何度も何度も繰り返します。しかも、是正をする習慣がありませんから、頭の中のソフトは懲りずに失敗します。これは、会社勤めでも、起業してからも、犯しやすい失敗です。一度、PDCAを問題取り組みからよく検証してみては?





                 起業に悩んでいるときは

 <<起業情報インデックスに戻る

起業に最適な時期などありません
思いついたその時が、起業相談のタイミングです
起業相談はこちらをクリックしてください


起業のための
こんな話、あんな話が
掲載されているメルマガです
    ↓ 
  
メルマガ購読・解除
起業を目指す人へ 「転ばぬ先の起業講座」   毎日発行
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
    
    


「転ばぬ先の起業講座」30歳を過ぎて真剣に人生と仕事を考える時の起業サイトです。