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『起業をするときはムダを排除しないと』

平成25年2月28日

 ビジネスでの成功の条件を上げるなら、一つは人とは違う儲ける仕組みを探すことであり、もう一つはムダをなくすることです。利益を上げている会社に共通することは、社長からパートさんまで、ムダなことはしない方針が徹底しています。ムダは金額の問題ではありません。排除する精神の問題です。


 長年の黒字経営でよく知られた中堅企業では、新入社員が会議用資料にコピー用紙を使って配布したところ、創業者に「会社を潰す気か」と怒られたそうです。この会社では、資料作りに他の会社から送られた古いコピー用紙やチラシを使っています。用紙くらいと甘く考えないことが大事です。


 起業準備においても、ムダなことはよくあります。よく聞くのは、準備のためにする勉強の内容です。簿記、英語、マネジメント、マーケティング、法務など、起業に向けて事前によく勉強する科目とされています。簿記を2年がかりで勉強して、日商の2級検定に受かったという人がいます。


 実際に起業する段階になって、この勉強が役立つかと言いますと、大半の人はほとんど役立っていません。税理士さんに頼んだり、自分の会社に合わせて一から勉強のし直しをします。検定に受かって直ぐ起業するなら、少しは役立つかもしれません。3カ月、半年と時間が経ちますと、多くの人は頭には残っていません。


 また、検定のために勉強するのと、実際に会社で帳簿を付けるのとでは違っています。最近は、会計ソフトを使っての記帳も多くなっていて、時間をかけて勉強したのに、起業に役立っていないのは実態に即した勉強をしないためです。具体的なことを勉強しないと、大事な時にたいへんなムダな時間を過ごしていることになります。


 起業ばかりでなく、ビジネスにおいては、今手がけていることが本当に有効なことなのか、やらなくても済むことなのか常に考えることが必要です。よく、仕事で経験していると思いますが、長時間かけて作った資料やソフトが、既に安価で製品化されていて、あんな苦労をするのではなかったと思うことがあります。事前によく調べてから作業をする癖をつけないと、ムダな時間を費やすことは、起業の失敗にもつながります。



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