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             『 おしゃれ品の小売りはミニ専門店の時代』

           起業を模索する人は年々増えていて、その数は300万人とも500万人とも云
          われている。その中の一角を占めるのが、主に衣服、靴、生活雑貨、小物など
          おしゃれ品での小売志願者だ。
           特に、女性はこのジャンルに関しては知識が豊富でこだわりも強く、楽天市場
          やヤフーショッピング、ビッダーズなどネットショップの世界では、女性オーナー
          が圧倒的多数を占める。しかも、実店舗、ネットショップを問わず、このジャンル
          への新規参入を希望する女性が席も切らず多いのも特長だ。

           このおしゃれ品市場に変化が起こっている。
           第一に、商品の細分化がますます進んでいること。
           これまでには考えられなかった、靴下だけの専門店、男性下着の専門店、バ
          クケットシューズの専門店、超特大のTシャツとパンツの専門店などが、首都圏
          の繁華街では出店が始っている。
           専門店による出店の展開は、下着を例にとると、最初は洋品店の括りの中で
          下着も扱っていたが、それが男女一緒の下着専門店となり、次いで男性、女性
          別々下着専門店へと細分化して、この後は中年向けや青年向けの下着専門店
          へと進んでいきそうだ。
           第二に、店舗の構えが思いっきり狭くなったこと。
          33平方b以下のミニ店舗さえ珍しくない代わりに、店舗のロケーションは有名
          商店街や駅ビルの細切れの一角など、買い物に便利な場所に出店するケース
          が増えている。
           多分に、3月に発表された地価の公示価格上昇に見られるように、利用価値
          の高い商業地で出店するために、スペースを極端に抑えた結果と思われる。
           第三に、接客するオーナーなり、店員さんの商品知識が、思わず尊敬の眼差
          しで見つめたくなるほどレベルが高く、しかもまったく厭味を感じさせない口調の
          接客のプロを揃えていること。
           何故、こんな狭い店舗なのに出店したのか、商品説明を聞いているだけその
          熱意が感じられ、しかも商品価格設定がリーズナブルな点で共通している。

           おしゃれ品販売の系譜は、デパートでの販売に始まって、専門店へと細分化
          され、現在はそれがさらに分裂を続けてミニ専門店の時代に入っている。
           ここでは、買おうとする商品と同時に、接客する販売員の知恵やアイデアまで
          も、来店客が求めるようになると想像される。
           よくマーケティングの専門家が、これからの時代は個性のある店舗とか、顔の
          見える店舗という言葉を使うが、これらのミニ専門店を見ているとそんな言葉を
          思い出させる。
           ネットショップについても同じとがいえるが、今確実にリピーターのお客さんを
          集められる店舗は、このようなミニ専門店のようだ。
                          
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