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起業で成功するためには、失敗を生かす

 平成24年1月10日
                               
 現在、福島原発の事故調査・検証委員会委員長をしている畑村洋太郎さんが、失敗学会で話していたことです。「人は、成功事例ばかりを聞きたがるけど、成功する要因はいくつでもある。反対に、失敗する要因はある程度絞れるので、失敗を学ぶことで成功に近づける」
                             
 起業の場合も、失敗した人の原因を避けることで、成功に近づくことができます。昨年も、多くの失敗した人の話を聞く機会がありました。やはり最も多いのは、思いつきの一つだけのビジネスプランを、頭の中で膨らませ過ぎて失敗する例です。
                             
 実証も、マーケティングもなしに、単純にこのビジネスは儲けることができると、思い込んでしまう人がいます。多分、「そんな馬鹿な」と思っている人が多いと思います。ところが、起業に結びついた動機を聞きますと、このような例は少なくありません。意外と多いのは、在庫を持たないビジネスは儲かるとか、材料費が見た目より安いと言った、非常に単純なきっかけです。
                             
 実際に、お客さんが集まることが実証されたビジネスは別です。多くの場合、想像で売れるはず、お客さんが集まるはずと勝手に決めてかかるから危険です。やはり、準備期間を十分にとって、できることなら会社勤めをしている間に、お客さん集めのできるビジネスを探すことです。
                             
 また、今のビジネスの多くは、利幅が少ないですから、横に広げることが可能なビジネスも考えておくことです。一例を上げますと、弁当店で起業するとします。すると、店頭販売だけでなく宅配も手がけることです。宅配でもお客さんを広げたら、今度は買い物サービスに広げるような仕組みです。
                            
 現代の起業では、本業の知識のほかに、関連する法律、会計、マーケティングの知識も身に付けることです。こう考えますと、最初の軽い思いつきで始めるようなビジネスでは、とても深みに欠けていることに気付くはずです。失敗した人の原因を掘り下げ、起業の際には避けるように努めてください

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