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『会社に見切りをつけられるか、見切りをつけるか』

平成24年 2月 25日

 この時期、上場企業の2012年3月期決算見通しが、相次いで公表されています。東日本大震災の影響もあって、企業決算は相当悪化しているように考えがちです。実際は、その後に大型補正予算が執行されていることもあり、過去最高の利益を出している会社が次々に現れています。
                         
 日本マクドナルド、セコム、ライオンなど、海外での事業が少ない会社なのに、最高益を出している会社が珍しくありません。現代の企業業績の特徴を整理してみました。これまであなたが考えていた企業像とは、少し変っているかも知れません。
                         
 一つ目は、業界全体が好調と言う傾向はほとんどなくなりました。反対に、昨年までの薄型テレビのように、業界挙げて好調なときは、バブル現象の発生を心配したほうがよさそうです。企業は、独自の経営を正面にだして、他社との経営の違いを鮮明にしています。
                         
 二つ目は、企業経営者の力量が、業績を大きく左右するようになりました。2000年代前半までは、経営は誰が行っても同じと言われていました。現在業績のよい会社に限って言いますと、大半は経営者の顔がはっきり見える会社ばかりです。経営者が前面で発言することも増えています。
                          
 三つ目は、国や銀行の金融支援を受けている会社が増えて、この支援が止まると倒産しそうな会社が多いことです。小企業ばかりでなく、中堅・大手の中にも、支援を受けている会社は少なくありません。うちの会社は大丈夫と思っていても、それは数年前までのことで、気付かない間に支援漬けになっている会社も多いです。
                           
 この時期に、勤めている会社が多額の赤字を出していたり、経営がそうとう厳しい会社だったなら、見切りをつけることも考える必要がありそうです。大手企業ばかりでなく、その関連会社とか、取引会社についても同じことが言えます。今後の日本経済を考えますと、厳しい会社が悪くなることはあっても、勢いよく上昇することは期待できません。
                            

                               
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