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『起業には欠かせないイノベーションを考える』

平成24年11月2日

 起業して苦戦している人の話を聞きますと、事前準備でマーケティングは十分だったのに、イノベーションに関してはあまり関心のない人が多いことに気付きました。マーケティングが開業当初の助走の役割を果たすのに対し、イノベーションは開業してからお客さん集めの大事な武器です。


 日本語では、技術革新と訳していますが、本来的な意味とは少しニュアンスが違っています。最近では、電気掃除機の無人型ルンバなどは、イノベーションの典型例と思います。それまでの人が部屋の中を掃除する発想でゴミやホコリを集めていたのに対し、掃除機が勝手に室内でゴミ集めをするのがルンバです。


 このような製品は、大手企業が行う研究開発型イノベーションで、製造する側のプロダクトアウトによる発想です。起業の場合は、技術中心の思考とは違って、お客さんの行動や価値観に揺さぶりをかける、変化をもたらすことを目的にしています。技術重視からコンセプト重視への切り替えです。


 現在、中小企業向けに、大学が主催するイノベーション講座も動き出しています。お客さん目線に立った、受け手の心に働きかけるイノベーションです。わたしが注目しているのは、他業界からノウハウを移す方法です。製造業で一般的なカンバン方式を、ホテルやレストランが運営に採用する方法です。

 代表的な例ですと、スルガ銀行では営業方針を個人営業に特化して展開しています。ここでは、ホテルの案内係の仕組みを採用して、個人のお客さんのお金での悩み全般に応えることが目的です。お金管理を自分の勤め先に知られたくない、他行の銀行員向け資金貸し出しなど、ちょっとしたアイデアサービスをしています。


 イノベーションと聞きますと、どうしても製品製造をイメージしがちですが、時代の流れに合わる、サービスのイノベーションなどは起業にも役立ちます。差別化という言葉は、既存経営者の口からよく聞きますが、起業家は忘れがちな言葉です。イノベーションを考え、お客さんに感謝されるビジネスを考えてください。





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