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『フランチャイズショーから見る失敗の要件』

平成25年3月8日

 フランチャイズショー2013が開催されていることでもあり、フランチャイズを通して成功する秘訣、失敗する要件を考えてみようと思います。日本ファランチャイズチェーン協会が発表した、昨年度の統計調査によりますと、チェーン数、国内総店舗数、総店舗売上高はいずれも、フランチャイズでは増加が続いています。


 コンビニを例に取ると判りやすいように、昨年度は1824店も加盟店が増えていますから、全体の統計結果を底上げしています。コンビニの他では、宝石・貴金属の買取、携帯電話買取、カレー・牛丼、学習塾・カルチャーセンター、介護施設、低料金理容・美容などが、大幅に店舗も売上げも伸ばしている業種です。


 ただ増加とはいっても、全体的には微増や横ばいの状態で、フランチャイズに活気があるわけではあります。新規店舗が増える一方で、売上不振が続きながら、契約によって止めるに止められない加盟店が相当数あることも確かです。また、フランチャイズを一括りにすることにも問題があって、上は上場企業から下は加盟店数が数社の本部もあります。


 現代の起業においては、その目的が大きな意味を持つことを何度も説明してきました。何故起業するのか、その理念のことです。この理念を抜きに起業を語ることはできません。フランチャイズにおいては、本部も加盟店も、この理念がすっぽり抜け落ちているケースが少なくありません。露骨に、金儲けだけを目的にしている人が多すぎます。


 加盟店からしますと、不満も大きいコンビニ本部ですが、店舗運営においては、地域の利便性を高めることを理念に営業しています。災害などがありますと、コンビニの存在は高く評価されます。これは、他の優良な本部にも言えることです。ただ、多くの本部や加盟店には、この理念が欠けていることは確かです。


 フランチャイズには、本部と加盟店の2重構造になっていて、理念を掲げることが難しくなっています。掲げても、チェーン全ての人に徹底することが難しくなっている気がします。ここに、フランチャイズで成功するか、失敗するかの分岐点があるのではないでしょうか。現在のビジネスにおいては、たかが理念、されど理念です。


 企業理念が重要と言うことは判っていても、実際に理念に基づいて経営している人は少数派です。特にフランチャイズでは、儲かることをPRしないと加盟店オーナーは集まりません。評判の悪いフランチャイズ本部にとっては、悪循環の中でビジネスをしているようなものです。経営も評判もますます悪くなってしまいます。




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