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『起業リスクと就職リスクを比べると』

平成25年3月28日

 長いこと、起業リスクは大きく、就職リスクはほぼゼロとされてきました。起業においては、自分で利益を上げないことには収入はゼロです。会社勤めの就職は、苦情を言われたり不満が一杯あっても、会社に出勤している限りは給料が支給されます。そのため、起業リスクと比べ、ほぼまったくリスクはないに等しいとされてきました。


 最近、大企業における追い出し部屋の存在が話題になっています。退職を勧奨しても辞めない、仕事に不向きな社員を一カ所に集め、心理的に追い詰めて辞めさせるための部屋です。大企業の場合、採用にあたって審査が厳しいですから、仕事に不向きの意味がよく判りませんでした。仕事のできない人がいること自体が不自然です。


 調べてみますと、大企業の中の事業部で、グローバルな他社との競争や景気低迷で、利益が出せなくて撤退する事業部の社員が、この追い出し部屋に送り込まれるようです。決して個人の能力や仕事の不向きのようではないです。結局は、会社側の経営判断ミスや事情によって、撤退する事業部に在籍していたことが問題でした。


 就職した会社自体が赤字に陥り、経営破たんすることも珍しくない時代です。決して、就職することでリスクをゼロにすることはできなくなっています。日本国中のビジネスに大きなリスクがついて回るようになりました。しかも、起業では自分の能力が問われますが、就職においては個人の能力より運や経営者の能力が大きく左右します。


 一概に、起業が有利とか、就職が有利とは言えない時代になっています。比較すること自体が、あまり意味がありません。大事なことは、自分の能力を常に高めておいて、自分にしかできないことを、起業でも就職においても、生かせる場所を見つけて発揮することです。コツコツと能力を高めていると、間違いなく活躍する場所は訪れます。


 現在、起業して成功している人の典型的な例として、会社が撤退したビジネスを引き継いで続け、ニッチ市場でシェアを広げている人がいます。技術系ばかりではなく、サービスや小売りなどでも、自分独自の分野を広げている人です。そのためには、何でもいいですから一芸に自分の能力を賭けてみることです。そこからビジネスは広がってきます。




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