中山おさひろの開業情報
年齢を重ねて、真剣に人生と仕事を考えるための起業サイト

起業と新規事業との目利きを自認しています


『起業成功に絶対必要な生まれ変わる覚悟』

平成28年10月13日


 よく起業を目指す人から、「死ぬ気で頑張ります」といった言葉を聞くことがあります。起業で失敗する度に死んでいたら命がいくらあっても足りません。死ぬ覚悟は不要ですが、サラリーマンから生まれ変わる覚悟は絶対必要です。


 福沢諭吉の文明論の中に「一身にして二生を経る」とあります。福沢は66年の人生のうち、33年間は江戸時代に武士として生き、後半33年は明治時代の思想家、教育者として大きな業績を残しました。


 まったく価値観の違う江戸と明治の時代を上手く生き抜いた人の共通点は、頭の切り替えができた人とできなかった人の違い。多分、この時に次の時代を予測できた人の多くは、外国を見聞した人か外国語のできた人です。


 起業の世界においても似たような傾向はあります。それまでのサラリーマンの発想から抜け出せずに起業する人と、サラリーマンから経営者に気持ちの切り替えが上手くできた人との違いです。


 最も痛感するのは、開業後の事業の好調な時がいつまでも続くと考える人と、直ぐに終わると考える人の違い。経験のある企業経営者なら誰もが、好調なときはそうそう続かないことを身をもって知っています。


 ドワンゴ・川上量生さんも、スタートツウディ・前澤友作さんも、ダイヤモンドダイニング・松村厚久さんも、何度も厳しい不況を経験しています。この厳しい時、会社が大きく飛躍するきっかけの新たな商品や仕組みを開発しています。


 いつまでも起業した会社が好景気な夢をみているタイプなら、起業を考えるよりサラリーマンで一生を過ごした方が、幸せな人生を過ごせます。多分、起業には向いていないと思われます。


 起業する前から事業の最悪期を計算に入れ、その時にはどう立て直すか考える思慮深さと、慎重さが起業では求められます。準備期間中も、起業してからも、知恵を絞ってお客さんの期待に応える経営をすることです。


 福沢は武士としては、次男として生まれたこともあって大成できる人間ではありませんでした。ただ、生き方を変えることによって思想家や教育者として後世にその名を残し、多くの人に役立つ仕事をしました。






起業相談はここから






 <<起業情報インデックスに戻る


起業に最適な時期などありません
思いついたその時が、起業相談のタイミングです
起業相談はこちらをクリックしてください


    
    
▲このページのTOPへ

「転ばぬ先の起業講座」30歳を過ぎて真剣に人生と仕事を考える時の起業サイトです。

起業

新着書籍のご案内安全のための起業シミュレーション起業相談

起業