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『起業する人の向き、不向き』


平成19年3月22日


 起業を目指す人は相当数いますが、起業に向いている人はそう多くいないはずです。その理由は、起業には2つの要素が必要で、その要素に起業を目指す人がマッチできるかどうかです。誰にでもできる起業を売りモノにする、フランチャイズやコンサルタントがいます。わたしは、あまり信用しない方がよいと思っています。


 2つの要素の1つ目は、起業のための仕事に向いているか、どうかです。起業を目指すとき、当人はどんな仕事でもできそうな気持ちになりますが、実際にはできる仕事は限られています。心理学者のハーバート・グリーンバーグさんが、「ジョブマッチング」と言う考え方を提唱しています。仕事を考えるときの基本的な考え方です。


 それは、仕事への向き不向きは、当人の努力よりも、その人の持っている資質と、仕事が求める資質とが一致するかどうか、と言っています。モノを売るという仕事を例にします。売ることに満足感があるとか、買った人の喜ぶ顔を見たいとか、売っている商品が好きと言った資質を備えていない人が、販売の仕事をしても上手くいきません。


 販売と言う仕事は、上記のような意識をもつ資質を備えている人を求めています。中には、販売の本質を知らないで、単に人に馴れなれしくモノを売るのが厭と言う人がいます。住宅や車を多数売る人は、売ることよりも相手との人間関係を築くことから始めます。仕事の求める資質とは、同じ売る行為でもその内容は色んな変化をします。


 要素の2つ目は、仕事とは別に事業を起こす強い精神をもっているかどうかです。起業は本人による多額の投資です。資金集める必要があります。事業を探す必要もあります。取引先を見つけることもします。当然、お客さんを集めて、商品を販売することも重要です。仕事ができる上に、事業を立ち上げる必要があります。


 この2つの要素を備えている人となりますと、誰にでもできる起業など嘘であることが判るはずです。ここまで深く考えないで起業を実現したなら、それは資金をドブに捨てるようなものです。起業では、失敗がとても多いといいますが、実はほとんど深く考えないで起業したため、失敗が当然と言うような人も少なくありません。
                       
                       
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