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『リストラされそうで元同僚と起業はしたが・・』

 友だち同士が、仲間内で起業したケースの話しです。医療機器販売の会社に勤めていたEさんは、同じ会社に勤めていた同僚と、取引先の会社で働いていた男性の男3人で会社を立ち上げました。3人は、映画を見ることが好きで、各自ブログによって映画評を乗せては、楽しむ仲の軽い付き合いの3人です。


 彼らが起業に踏み切った背景には、お互いに社内でリストラの対象にされそうな気配があったことです。誰が言うともなく集まって、映画の話をしながら、最後は会社を辞めたときのことを話していました。そこでの結論が、会社でリストラされる前に止めて、短期間に医療機器会社の設立準備を整えるでした。


 元同僚とEさんとが一緒に営業の仕事をし、取引先の男性は会計と管理全般を行い、同時に営業サポートもします。元同僚はITに強く、ホームページ作りや会社のシステム構築もできます。Eさん一人では起業に躊躇していましたが、3人で力を合わせますと、確かに文殊の知恵が次々に生まれます。


 開業から半年は経営の厳しい期間が続きましたが、上手くヒット商品を探り当ててからは順調な2年間でした。ただ、東日本大震災発生以後は急に売れ行きが落ち、その状態がいつまでも続いています。世間では、どこも回復基調になってきた時期に、Eさんの会社は売上げが低調のままです。


 そこで、Eさんと元同僚の営業担当同士が対立しました。売れ行きのよかった商品の値下げをするか、下げずに違う方法で頑張るかです。お互い営業では、一言も二言もありますから、営業方針を巡っては一歩も引き下がりません。遂には、会社を畳む話しまで発展しました。

 そのとき、会社の会計と管理と営業のサポートをしていた元取引先の男性が、「止めるなら2人とも止めて。自分は一人でもこの会社を続ける。どうせ一度は、リストラされかけたんだから」 この一言で、二人とも冷静になりました。わたしに経営相談があったのは、その直後のことです。


 会社勤めをしている時には、俺流の営業スタイルも許されます。例え失敗しても、それをカバーしてくれる人が何人もいるからです。起業しますと、営業の失敗はそのまま収入減につながります。過去のスタイルは捨て、お客さんに合わせた営業スタイルで売り込むしかないです。美学より、実利を取るのが起業家のスタイルです。



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