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『以前の起業と今の起業の違いから』

平成25年11月28日

 わたしは起業コンサルタントを目指し11年目になります。当時、「人間、一つのモノゴトに10年取り組んだら専門家」と言われものです。まだまだ、道の途中ですが、その当時と現在の起業とを比較しますと、同じ起業と言ってもけっこう変わってきています。


 2002年といいますと、90年代後半の金融危機やITバブル崩壊のあとで、わが国にリストラが横行していた時期です。この時期、大手企業を辞めた人の中には、フランチャイズの加盟店となって開業を考える人が大勢いました。


 この人たちは、ほとんどが就職気分でフランチャイズを始めたため、7割や8割の人が失敗したと言われています。「フランチャイズなら絶対成功する」の言葉を信じ、フランチャイズの基本となる契約書も満足に読まずに加盟したために、本部の言うままになって失敗しました。


 自力で起業を目指す人の場合は、「守破離」の言葉が広がった時期でもあります。能の世界で使われる言葉で、守は、起業に関する教えを守る意味です。要は、自分が尊敬するビジネスの師の教えを守り、破は、その教えを乗り越える。最後は、師の教えを飛び出して自分のビジネスの世界を作ることです。


 起業セミナーに行くと、どこでもこの守破離は語られたものです。問題は、人を真似るだけでは、お客さんを集めることは難しいことです。また当時は、週末起業が大流行した時期でもあります。普段は会社勤めをしながら、週末になると起業家として、自分のビジネスをする人が増えました。


 その後、リーマンショックや東日本大震災が発生したこともあって、起業する人は下火でした。昨今、景気が上向いていることもあって、徐々に起業を目指す人は増えているように思います。特に、中高年の人の場合は、一年ごとに起業する人の多さを実感しています。


 現代の起業の特徴は、IT環境の進化が著しいことです。スマホの出現によって、10年前の携帯電話の環境から大きく変化しました。アプリ作成が起業の一つの柱になり、アプリを上手く利用することが、起業のキーポインです。どんな業種であっても、開業のための初期費用は格段に安くなっています。


10年前のように、単純に人気ビジネスを真似るだけではお客さんは集まらなくなっています。やはり、他の会社とは違いを鮮明にしなければ、起業は難しいです。日々、情報量が増えていることによって、他のどこにでもあるビジネスでは、お客さんに見向きもされない時代に入っています。


 そのうえ、わたしが感じていることですが、開業した当初の売上げがピークで、その後は年々売上げが減る会社がとても増えていること。新しもの好きの日本人のお客さんは、開業当初こそ面白がって買ってくれますが、日がたつにつれ、お客さんがいなくなる現象は各地で見られます。


 この現象は10年前とは大きく違う点です。起業といいますと、そんなに変化はないように思われますが、実際にウォッチングしていますと、思いのほか変わってきています。モノゴト、10年頑張ると専門家と言われましたが、変化が激しい現代ではまだまだ道の途上です。


  起業する人はどうしても、目先の開業ばかりに焦点を当て、その先の展開に関しては何とかなると楽観的です。現実は、その先に難問が待ち構えています。また、質の高い情報を集めることによって、初期費用が大幅に減額できることもあります。古い起業情報に惑わされず、新しい起業情報を集めることで早く起業を起動に乗せることを考えてください。





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