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『起業の成功は引出しの多さに比例する』

平成26年3月27日
 起業を目指す人が、アパレル店や食品販売で開業した場合、来店してくれるお客さんは、あなたをその分野の専門家と思っています。若い店員には知らないことでも、経営者のあなたなら判っているはずと思い込んでいます。お店を開業すると言うことは、お客さんから見るとそんな思い込みで買い物をしてくれることです。


 そこで必要になるのが開業する業種での引出しです。業界で専門家と言われる人なら誰もが、それなりに色々な引出しをもっています。食品の中のコーヒーを販売するなら、その種類、産地、味、価格、飲んでの効用、世界的な人気度、日本での売れ行きなど、緻密に調べておいて自分の頭の中の引出しに納めておきます。


 お客さんから聞かれたときには、この引出しを開けて説明します。起業家の場合は、商品情報ばかりではありません。会社の会計に関する引出しも用意する必要があります。ビジネスに関する法律を知っておくことも大事です。集客のためのマーケティングの引出しも当然必要です。


 業種によっても違いますが、一人前の経営者と言われる人は、6つ、7つの引出しを用意しています。わたしが重視しているのは、コミュニケーションに関する引出しです。お客さんばかりでなく、インターネット上での付き合いとか、趣味の集まりでの付き合いとか、コミュニケーション能力が大事と思っています。


 お客さんが、モノやサービスを求めると言うことは、その人にとっては問題解決を求めていることです。ワインを買う人は、気持ちよく酔ってよい気分に浸りたい気持ちがあります。一時的に、現実から遠ざかりたい気持ちもあります。そのため、自分の口に合って気持ちよく酔えるワインを求めます。


 最近は、わたしの回りを見渡しても、専門家が少なくなっています。まったく知識のないアルバイトの若者が、店頭で販売しているケースがほとんどです。そのため、専門知識のある販売員はとても貴重です。特に、お金を持っている中高年のお客さんは、販売員に頼る傾向が強く、そんなお店へのロイヤリティも強いです。


 起業家は、お客さんから難題や思いもしない相談を受け、そのスキルを高めていきます。仕事の引出し作りを軽く考えないで、起業には欠かせない頭脳と考えるべきです。専門知識を数多く引出しに溜め込んでおくことで、来店したお客さんの信頼は高くなり、起業は確実に軌道に乗りやすくなります。



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