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『判断材料なしに、勘だけに頼った起業は危険』

平成26年6月5日


 全国的に人手不足の深刻度は日に日に増しています。アルバイトやパートに依存する業種で開業を考える場合、今は真っ先にスタッフの確保の方法を考える必要があります。飲食店、コンビ二、宅配ビジネス、小売店などでは、スタッフが揃わないため、開業を見送るケースさえ出始めています。


 長年、カフェでの起業を考えていたKさんが、東京郊外に開店物件の目途もたち、それまで勤めていた飲食会社の社長に辞める旨の話をしたのは今年3月。社長からは、「これから開業するにしても、店舗の予定地、人を集める見込みはあるのか」と聞かれ、初めて同じ会社に勤める同僚を引き抜く手もあることに気付いたといいます。


 社長の顔が、引き抜きを心配する顔だったようです。その場は、社長から「開業に協力するから2年待て」と言われて終わりました。その後は、何となくきまずい空気を感じながら勤務を続けています。他の同僚にも、起業の話は知られているようで、以前とは受け答えが変わってしまい、このまま会社には居づらい空気のようです。


 起業を考えながらも、色んな理由から先延ばしになっている人は大勢います。スタッフが集まらないも、その一つです。開業のための資金が集まらない人は、先延ばしの大半を占めると思われます。家族に反対されている人。なかなか準備の整わない人。業界の景気が良くならないといった人もいます。

 ただ、どこかで決断しないことには、ずるずると時間ばかりが過ぎてしまいます。Kさんも、悩みに悩む毎日を過ごしています。起業にとって、全ての条件が整うことはありえません。条件が整っても、起業が軌道に乗るとは限りませんから。最後は、起業する人が事前に判断材料を準備できるかどうかに掛かっています。


 しっかりした判断材料なしに、勘に頼った起業をするのは危険です。開業資金やスタッフ、商品、サービスばかりでなく、ミッションや販売方法など、判断材料は多岐に渡ります。今は、販売不振に陥ったときのための再構築法なども準備する必要があります。ズルズルと先延ばしに陥らないためにも、判断をしっかりすることです。




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