転ばぬ先の起業講座
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複雑な問題の解を求めるためのシステム思考

平成27年9月10日

 今から92年前の9月1日、相模湾北西部で震度7 M7.9の関東大震災が発生しました。死者は10万人以上、行方不明者4万人以上のわが国最大規模の大災害です。

 日本でラジオ放送が開始される2年前ですからデマが飛び交い、朝鮮人や中国人、反政府側の人などが殺されました。この災害で多額の復興費を費やしたことが、その後の金融恐慌の遠因ともされています。

 この災害で注目したいのは、大震災が発生したとき関東地方には、能登半島付近を通過する台風によって強風が吹いていたこと。死者の多くが、延焼の中の火災で亡くなっていることです。

 東日本大震災でも、大地震、大津波、そして原発事故と、天災と人災とが重なることで被害を大きくしています。防災を考える場合、地震や津波を単独に考えては対応できません。

 これは、起業やビジネスを考える場合も同じで、不運なトラブルや日本経済の不況、会社の経営ミスなどが重なりあうことによって、最後は廃業や倒産に追い込まれることになります。

 わが国では長いこと、ビジネスの問題を考えるときはロジカル思考によって対応しています。販売不振なら販売部署の人間だけで、人手不足なら人事部の人間の問題とされ、人手不足を営業が考えることはしません。

 今の時代、会社で発生する問題は実はとても複雑です。小企業も複雑化するこれからの時代、2つ以上の問題を組み合わせて考えるシステム思考の手法は重要です。

 これまで難しい問題は分解し、幾つかの小さい問題に分けて考えることが求められました。小分けのロジカル思考です。これも難題の解決につながりますが、できるなら問題と問題を重ね合わせて解を求める方法もあります。

 過去の起業と違って、現代の起業は個人の勘ばかりに頼らず、思考方法も身に付けて起業する方法もあります。地アタマを鍛えるのと同様、会社を成長させるために知的武装は怠れません。




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