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『キャッシュフローを知らないまま起業すると』

平成26年2月6日

 この2、3年、スマホ向けアプリ開発の会社が多数誕生し、あっという間に撤退するケースが増えています。起業の多いビジネスとしては、美容院、居酒屋と並んで、アプリ開発は多産多消滅型のビジネスです。何故、そんなに簡単にアプリ開発での起業は失敗するのか、不思議に思う人も多いと思います。


 これは、アプリ開発ばかりでなく、部品製造でも、ホームページ作成でも、建築関連の下請会社でも、よく起こっている現象です。起業する人の頭に、キャッシュフロー対策がまったくないことで、簡単に失敗する会社が多数出ます。アプリ開発の場合は、学生や副業の人が多いことが命取りの原因です。


 問題のキャッシュフローですが、お客さんから注文を受けアプリ開発を完成させるまでには、数カ月の時間を要します。この間、経営者とスタッフの給料や会社の経費はかかります。しかも、納品してもお客さんからの支払いは、翌々月末払いなんてことを言われますと、小さな会社は簡単に資金がショートします。


 アプリ開発の業界は、参入することは簡単ですが、そこでビジネスを継続することはたいへんです。仕事を受注してから、半年間は入金なしなんて恐ろしいことが日常的に起こる世界です。部品製造や建築関連の業界では、このような失敗を繰り返してきて、キャッシュフローを考えて起業するようになっています。


 ホームページ作成やアプリ開発は、市場が生まれて日が浅いことから、キャッシュフロー問題による失敗は今も続いています。個人顧客が相手のビジネスは、売れ行きにバラつきはあっても、販売すると直ぐに入金されます。企業が相手のビジネスの場合、キャッシュフロー問題がついて回ります。


 起業する前に、この問題をクリアする方法を考えておかないと、過去の失敗した起業家と同じ道を歩むことになります。こんな事例があるから起業を諦めるではなく、アプリ開発と同時に他の日銭の入るビジネスを行うとか、何かしらビジネスの継続を考えながら起業に取り組むこと。真剣に考えると、何かしら解決策は見つかるもので 今日も読んで戴きましてありがとうございます。



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