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『統計マジックに騙されない起業の勧め』

平成26年3月6日
 「起業する人の半数の人は、開業して1年ももたないと言いますが本当でしょうか?」といった質問を受けることがあります。毎年中小企業庁から発行されている中小企業白書などによりますと、調査のしやすい製造業では、10年後の起業の存続率は約7割、20年後には約5割となっています。


 サービス業や飲食業などは、1年で3割近い店舗がなくなるとも言われます。ただ、専門に調査している機関はなく、税務署へ開業届だけのネットショップなどでは、1年間に半数以上が廃業しています。店舗を構えて起業するビジネスでは、しっかりマーケティングをするためそう簡単には止めません。


 ここには数字のマジックがあります。ネットショップでの開業も、ショッピングセンターにテナントとして入居する大掛かりの開業も、数字上では同じ1店にカウントされます。その背景にあるリアルの大型店とネットショップとでは、初期投資額や雇用する従業員の数、月次の売上高などで、月とすっぽんほどの差があります。


 また長いこと、経済成長率(GDP)がほとんど増えないわが国では、経済のパイがほぼ同じですから、スマホなどの通信費が増えている分、他の市場での売上高は減少しています。学習塾を開業しますと、既存の塾との間で生徒の取り合いをしなくてはなりません。一方で起業に成功した塾がありますと、他方には経営の苦しくなっている塾があるはずです。


 決して、誰もが成功する市場などはありません。この市場原理は、競馬のようなギャンブルであろうと、ネットオークションであろうと、ビジネスであろうと同じです。儲かったと喜んでいる人がいるなら、絶対に損をして嘆いている人が同じだけいます。起業をする以上は、この競争の中で勝ち抜くことが必要です。


 そのためには、他の経営者や起業家が未だに気付いていない、お客さんに喜ばれる仕組みを考えること。お客さんが求めているモノを、いち早く探すことです。ビジネスにおいては、このカラクリに気付いた人が成功する人です。決して、他の人と同じことをしていては、この成功に近づくことができません。





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