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『小売りのコンサル商法は通行客の少ない街に最適』

平成26年5月30日


 街の中心部をどこに置くか、行政の人間はたいへん悩んでいます。従来の中心地だった、駅前や市街地は商店もまばらで、多くの市民が集まる場としては難しくなっています。現在は市民が集まるのは郊外のショッピングセンター(SC)ですが、過去のスーパーのように売上げが落ちると撤退する心配があります。


 効率を考えますと、SC周辺に公共施設を移すと市民は便利ですが、人口減少によって一旦SC撤退が現実になりますと、多くの市民が買い物難民になりかねません。地方の大きな都市や大都市の郊外では、街の中心地作りが大きな問題ですし、これから起業する人にとっても出店場所が大きな問題です。


 小企業の場合、SCの中に出店するのは資金的に無理です。権利金や店舗の内装費などで数千万円はかかり、その他に運転資金が必要です。そのため、出店する企業の全てが、既存の大手企業ばかりになっています。小企業の出店は、どうしても人通りの少なくなった駅前や旧市街地と言うことになります。


 このような場所で開業する以上、SCにはない商品やサービスを提供できる店舗でなければ、継続的に安定した営業は難しいです。SCで扱っていない商品やサービスを提供するためには、徹底して顧客ターゲットを絞り、この店にしか売っていないとか、この店に相談しなければダメといわれるくらいの信頼が必要です。


 そのために求められるのは、お客さんに驚かれるくらいの商品知識です。また、サービス内容が求められます。これまで訪問したお店のなかには、平気で「SCではもっと安く売っています」と教えてくれた店主さんがいました。また、時間をかけて使い方を教えてくれる店主さんもいます。ほとんどが、コンサルティング商法でお客さんを集めています。


 SCの方が安いことは判っていても、使い方や他の情報を知りたいために、そのお店で買うお客さんは大勢います。今、小企業の小売店や飲食店の場合、この店主や店員の方の情報を知りたくて、集まるお店は繁盛しています。リピーターの多いお店を作るには、店主以下スタッフが専門家になることです。





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