転ばぬ先の起業講座
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『起業するとき経営力を問題にしないのが不思議』

平成27年10月29日


 介護ビジネスを行なっている会社の倒産が急増しています。1月から9月までに57件。特に、訪問介護と通所介護サービスで社員5人未満の会社は約7割を占めます。倒産ばかりでなく、廃業するケースも多数あります。


 15年4月から介護保険法改定によって、事業所への国の支払が減額されたことで経営悪化を招いています。2000年から14年までは、誰が経営しても黒字と言われましたが、今後は経営力がないと難しいです。


 これは、介護ビジネスに限ったことではありません。日本のビジネス全般にいえることですが、何か問題が起こると小企業の場合ほとんど無抵抗に倒産や廃業になってしまいます。


 狂牛病発生時の焼肉店、法律改定による消費者金融や人材派遣業など、業界の半数以上の会社がなくなりました。これは嘘ではなく、情報集収や転業などを探ることなくあっさり消えてしまっています。


 これまでの起業において儲けることばかり考えて、経営の基本やビジネススキルにまったく目を向けなかった結果です。儲けてさえいたら、会社は永久に持続するものと思う経営者が大勢でした。


 ただ、今の時代はネットの悪評や水害など自然災害が発生したり、お客さんの心変わりが起こったりで持続は難しいです。そんな中、最初に経営を学び、その後で自分に合った事業を探すMBA出身者には失敗する人が少ないです。


 そこで言えることは、最初に起業アイデアを考えそこに経営やスキルをはめ込む人と、経営やスキルを事前準備した上で、そこに起業アイデアをはめ込む人との違いが大きいです。


 起業は、持続性を伴わないと成功ではありません。花火のように一時的に大騒ぎして終るのは、開業資金や時間のムダです。どうすると長持ちする起業が可能なのか、真剣に考えるべきです。


 最初に経営やマネジメントを身につけ、その上で自分に合った事業を探すのが、起業で成功するための第一歩のように思います。慌てず、焦らず、諦めずの精神で、成功に向かってください。




起業コーチングでお待ちしてます






                           

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