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『起業3年で7割倒産はほんとうか?』

平成28年3月24日


 「日本人は外国人より優秀」 東日本大震災以降か、安倍内閣が発足して以降か、この種のテーマの書籍や雑誌が増えています。「日本の官僚は世界で最も優秀」なんてこともいわれました。


 世界のグローバル化が進んで、世界各国の仕組みや社会がよく見えてくると、決して日本人が飛びぬけているわけでないことが分かります。部分的には優れていても、他では最悪のケースがいくらでもあります。


 IT技術に関して日本人のスキルは低いですし、ネットに関しての能力など新興国の遅れをとっていることも。大体、最優秀の官僚たちのはずなのに、国の予算の10倍もの借金をしている国は他にありません。


 自分の収入に対する税金なのに、国や会社任せにして年間いくら徴収されているか知らない国民を優秀とは言えないはず。米国でも欧米 でも、税金は自己申告するのが基本です。


 こう考えると、日本人は国やマスコミが流す決まり文句に、踊らされている気配が濃厚です。多分に踊らされている人は、ご自身が中高年になって稼ぐ金額が減り、年金など受給する側になったときに実態を知ることになります。


 起業に関してもこの決まり文句はまったく同じです。よく「開業したばかりの会社の多くは、3年以内に7割の会社が倒産する」が起業の世界の決まり文句。


 これをわたしがよく知る自分の街に当て嵌めてみます。記録を残しはじまた5年前から約40店が開業いて、美容室、スナック、居酒屋、マッサージなど9店が3年以内に姿を消しています。


 ただ、個々に調べますと、幹線通り沿いに孤立した1軒だけの居酒屋や、場違いの女性用高級アパレル店など、開業まえから無理な店舗ばかり。賃料の高額な繁華街やネット企業の倒産は多いと思います。


 わたしはこの3年間に、23軒の開業に協力しましたが、病気や介護などで営業を止めた人は3軒だけ。事前調査をしっかり進めた上での起業は、そうそう倒産することはないです。難しかったら、途中で引き返す手もあります。


 今の世の中、広告宣伝ばかりでなく、真っ当な情報でもウソを掲載する例は少なくないです。ウソとも知らずに引用する人も大勢います。人を頼りにしないでまずは自分で調べてから起業を判断する努力は欠かせません。






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